フレズノの位置 Fresno County Map

日系人・日本人コミュニティーの歴史ある街。

フレズノはサンフランシスコとロサンゼルスの中間に位置しており郡庁所在地でもあります。東部にシェラネバダ山脈が控え、ヨセミテ国立公園やセコイア・キングスキャニオン国立公園などへの観光拠点都市としても発達しています。日本の高知市と姉妹都市。人口は2014年で427万人。
肥沃な農地を生かし、農産物の集散地として発展しました。世界的に知られる干しブドウの産地であり、乳製品、綿花、トマト、アーモンドなども特産品であります。ゴールドラッシュ(1849年)の影響も受けて、古くからメキシコや日本からの農業移民の子孫が多く、また現在のフレズノフェアーグランド(各種イベントに利用される広場)は第二次世界大戦後最後に閉鎖された収容施設の跡地で、その時代多くの日系人も拘束されていたことから、カリフォルニア日系人・日本人の歴史のある街ともいえます。それらのことからフレズノと北西のクロスビ地区は早くから日本人が移住したコミュニティといわれており、その影響か、その地区の治安・環境はフレズノ南部と比較すると良いと言われ、高級な住宅地も多いエリアとして知られているます。日系寺院や日系キリスト教教会もそのエリアにあります。
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<教育環境>

カリフォルニアの義務教育は幼稚園年長年のクラスから高校まで『K−12』と呼ばれる13年間で、通常9月1日の時点で満5歳の子どもは翌年8月の新学期から通いはじめます。日本語で”幼稚園”と訳されるキンダーガーテンは小学校内に設置されており、小学校課程に入る前の準備段階として基礎的な知識、マナーなどを学びます。
フレズノ周辺に関しては、フレズノ、クロビス、セントラル、シエラと四つの学校教育区があり、公立校の場合、学区内の学校に通学することとなります。中でもクロビスはカリフォルニア州内でも偏差値が高い学区で、その教育制度は全米でも高く評価されている。
第一言語が英語でない子どもたちのために特別のクラス(ESL)を設け、専門の先生が通常のクラスに早く順応できるよう英語指導にあたっています。各学区においては、州全体のテスト等で良い点をとった生徒のために用意されるゲイトスクール、ゲイトクラスを設けるなど、教育環境は全体的にとてもよく整備されています。

<セントラルバレー補習授業校>

1992年4月設立。小規模校ならではの家庭的雰囲気で日本の教育を学びます。現在、小学部・中学部を合わせた15人前後の児童生徒が毎週土曜日、年間40日間通学しています。
以前は日本からの短期・中期駐在家庭の子どもが大半でしたが、最近は永住者やアメリカ国籍の家庭の子どもの数が大半を占めています。
子どもたちのレベルに合わせながら教科書に沿って授業を行い、各単元ごとに試験をして学期末には総合評価を出しています。英語学習や現地での部活動などの交流も重要との認識のもとに日本語教育を進めており、多くの生徒が奉仕活動に参加するなど当地との文化交流にも貢献しています。
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