散乱するベンチャー事業・技術の見分け・判断
約30年間欧米のコーポレートファイナンスに関わってきますと、先行投資の資金の殆どが水の泡となっているのを感じます。
調達される資金の95%はその従業員の給料、購入される下請けの資材資金(下請け企業の給料・原材料)に消費され、これがベンチャー事流といっても過言ではないのが実態と見えます。
しかし市場はその残りの5%を狙って投資、博打を張り、それを承知の上でギャンブルに出ると意外と損をせず、その後の人員に投資をした派生効果で利益を狙うというような、現地での秘策が隠れています。
アメリカでの事業投資としては、可能性のある事業に資金投資をするのではなく、自社・日本での使用権に額を投じられる方が結果も見え易く、高い確率で結果を得られる傾向が見受けられます。しかし実際は自社に持ち帰り、結果日本で成果が出るのはその2〜3割程度です。日本のビジネスモデルで成功した代表は、YAHOO やEXCITE@などです。
昨今はIOT、VRやデジタルメディアの技術で激しい攻防がシリコンバレーで行われています。
弊社所在の街、バーリンゲーム/Burlingame市でも、フェイスブック/Facebook(傘下オキュラス/Oculus社)のVR・バーチャルリアリティー事業本社が2020年に完成予定で数千人が雇用されます。それらの下請けベンチャー、退職者のベンチャー街に変貌することと予想されています。

ジャパンコーポレートアドバイザーではデジタルマーケティング、データ解析・分析、デジタルM&Aの仲介・折衝、交渉、ベンチャー事業の折衝・交渉・投資アドバイザリー・日本の権利交渉。不動産投資・開発のストラクチャーファイナンス、シンジケートローンなど、様々ご支援しております。