ITが凄まじい勢いで変貌を遂げているシリコンバレー・サンフランシスコ!

働く人材(報酬)、労働環境はどうなっているのか?

90年代、YAHOO社はスタンフォード大学卒業生が創業し、インターネットビジネスの先駆者として大繁栄を遂げたが10数年で崩壊した。サンマイクロシステム社(SUN = Stanford University Network)も同様にスタンフォード大学とベンチャーキャピタルの相関関係で一世を風靡したが、崩壊と同時にオラクルの傘下に入った。その残った蜜は経験豊富な人材で
YahooからGoogle、GoogleからFaceBook社へ。FaceBookからUberウーバー、AirBnb/エアービーアンドビー社へ。そしてバーチャルリアリティーやAIの世界へ専門職の転換を遂げ、20〜40代の技術者が、年収2〜3千万円あるいはそれ以上を稼ぐ時代となった。彼らは2〜3億円の家を買い、またその価格が1年で1〜2千万円も上昇しているのがシリコンバレーである。
ソフトウェア・データーベースの産業では、Sun MicrosystemsからOracle、PeopleSoft
、Sieble Systemsそして回り回ってオラクルへと吸収される。オラクルは名前のごとく、”ITのオラクル(賢者)”である。
本年大型IPOのリフト(LYFT)、ウーバー(Uber)はすでに上場。そして間も無くSLACK、が上場を遂げる。このクラスの一社上場ではシリコンバレー・サンフランシスコ界隈で500人以上の億万長者が誕生する。

最近ではこの経済の中に日系人(一世は稀でほとんどが二世以上)が見られるようにはなっている。しかし容姿、名前は日系人であっても発想や会話のあり方は100%以上米国人、いや“世界人”なのである。“世界人”とは米国人の枠をも超えたグローバル、世界価値を共有できる人種である。米国にいて米国人・米国社会だけに思考が向いている外国人は、採用は勿論、事業に関与すらできない昨今である。
かつてIT業界はオーバーワークを褒めたたえるような文化と言われたが、今は驚くような発想と、技術の想像性、実行力を伴った20、30、40代がいるのがこの地で、そのような会社、人にとっては会社の出社時間、有給、産休、育児休暇などはどうでもいい条件となり、逆に効率の良い働き方となり、会社から仕事量を減らす忠告を受けるくらいだ。しかし一番驚くことは、このような人間に限って金欲がないと言う点である。”給料では金持ちになれなければ、精神の満足は得られない” と言う…仕事を通じて世を変え、満足を得られ、上場し、達成感と金銭の感覚が見えるともいう…