Tag: 経済

2018-11

あなたの株は何時が高値?安値? 以下のチャートは、米国株式ダウ(上段)、日経平均(下段)の約50年間のチャートです。日本は敗戦を経て高度成長景気を向かえたものの、80年代にバブル経済崩壊後(1989年)未だにそれ以上の経済を取り戻せず、少子化、ほぼ財政破綻状態でいます。日本で2000年以前に住宅購入された場合、値段が上がっている方は殆どいない状態です。一方米国(シリコンバレー・サンフランシスコ)で30万ドル(約3、300万円)一軒家を購入されていれば、$2m(2億円)以上となり、それを担保に1億円の住宅をもう一軒保有、あるいはさらに高額の住宅へ買い替えている方が多くいます。地元出身の家庭であれば平均で2億円の資産は保有しています。 人間は多々、“株”が下がった、上がったと言われることがあります。 皆様の人間の株は今どこいるのでしょうか? 高値、安値?上り調子?下落?調整中? 米国株式ダウより         日経平均より         米国資本市場に例える人生相場 通常人間は相場と同様で何もしなくても成長するものです。(人生の成長維持可能ライン:図内 赤点線)相場とは企業、景気を反映するものですので、調整、下落を重ねならが上がります。半世紀の中で2度3度のボトムは発生します。 経済では1900年-1960年に世界大恐慌が発生、回復するのに約25年かかっています。図内の青丸は1980年から2018年の間に起きた二度のボトムです。 人間でいうと、30歳前後に到来する結婚期、子供、職務での第一次スランプ、40歳前後に到来する管理職/中年期時の調整がそれにあたります。 我々が生きている、2000年から2050年は高度の技術発展期です。『馬車から自動車(国道)』、『電報、電話からモバイル』、『新聞からソーシャルメディア』、そして人工知能、電気、IOT、人の考え方も思想もデザインシンキング等が台頭し大変革真只中です。 この成長は通常のペースでもなく市場参加者のストレス/労力の活も異なります。今は銀行ではなくベンチャーキャピタル、プライベートエクイティー、事業投資(ソフトバンク社等)が主導しています。1960年代から1980年代に30−50歳代だった方々の時の成長とは5−10倍スピードも違うのです。 自分の株価 『自分の人間の価値は測れますか?』 社会貢献であったり、所得がその一例ですが、年収は何時が最高値であるのか? 若ければ “年とともに上がる” と楽観視してしまいがちですが、45歳前後でそうではない事実に気付きます。自分の価値に気付き、体調を壊したりするのが35−45歳でしょう。その前に転職、道を変え、人生の調整期を貯蓄、健康管理で乗り越えなくてはなりません。ボトムが見えた方のその後の株価は上がる一方です。転職、結婚、再婚、異動、赴任に向いています。転職はボトムを向かえた後、自分の強みの認識も上がり、力が活かせる職場、外資系など、転職も機会となります。年収は倍、3倍となり、その後の解雇リスク、再転職にも立ち向かう力量が生まれます。 1987年ダウは2500ドル、今はその10倍です。住宅価格と同上昇率と言えます。皆様の所得、貯蓄、財産が今、1、2、3千万円(10−30万ドル)の方々の10年後にはその2−3倍になりますでしょうか? どうすればその様になるか?ということを考えて相場を先読みされてください。 株価は値段だけではない NPO所属、社会貢に献従事、そして専業主婦の方々は金銭では測れません。社会的貢献であったり、自己満足でも価値/魅力は上がります。一生懸命働く旦那様の支えをされる主婦の方々、育児教育も大切な社会価値となります。株式相場は半年先を先読みし乱高下します。家庭を守る女性などはご主人の半年先を読み、心身を支えて家庭の反映を下支えるサイカロジカルバリューを持っていると言えるでしょう。 ジャパンコーポレートアドバイザリーでは米国法人の開設・設立やM&A、財務・税務、さらに人事や管理業務、事業運営をワンストップでサポート。コンサルティングだけではなく実務レベルのサポートも行います。無料相談はこちらのお問い合わせページから。

2018-10

– 国力と平均所得 – 今の所得は会社の力?自分の力? 日本人就労者が“会社の力”と答えた方は約82%。“自分の力”と答えた方は約8%。その他約10%は両方。一方米国人就労者が“会社の力”と答えた方は約22%で“自分の力”と答えた方は約68%。その他約10%は両方です。 日本は会社社会。米国は個人主体社会という大きな違いがあり、自分の『自信』が大きな違いを生んでいる事には間違いありません。では、米国生活を経た日本人は、40代、50代、さらにその先を視野に自分は将来何処でどうやって生き、稼いでいるのか?安泰な生活を迎えられるのか? 一国の稼ぐ力 表示の米国地図 “国の力” は経済力を示した図です。 米国は世界一位、三位(日本)以降の経済力が米国のどの州、どの地域の規模かを参考にした図です。カリフォルニア州はフランス、英国、インド、カナダ、一国以上の経済力を持っています。その40%はシリコンバレーベイエリア、残りの40%がロスアンゼルス周辺、残りは農業となります。 日本はNY、ボストン、ペンシルベニア経済圏程度です。(=米国の1/4以下、中国の半分以下、カリフォルニア州の倍程度) 米の人口は約3.3億人。日本は約1.3億人で米国の40%だが、国力は約1/4、25%程度になってしまっています。色々な見方や説はありますが、要は労働生産性が日本は低いと言う結果です。 日本人の平均所得は世界で25位 右の“国民一人の力と平均所得”の表を参照ください。 GNP/一人は国の一人の経済力で、米国、ルクセンブルグ、スイス、ノルウェーが上位で年約6万ドル(約650万円)。日本は$38,440(約415万円)、世界で25位です。 一方、一国の一人平均所得で米国人は$60、200に対し日本人は$45,470です。日本は主要国でも最低額に位置しています。労働生産性が低く、平均所得額も主要国では最低の位置にいる事態です。 自分の力を所得に反映させる サンフランシスコ/ベイエイリアに滞在している赴任者の方々は赴任前の日本での額面所得と比較すると、約倍以上になっていると思います。住宅手当、医療費、車両、保険、家族手当等々が加わりネット算出し最低でも年収$120,000から$250,000の範囲です。 日本ではその半額程度の6百万円から1200万円。米国で独立、転職をした場合この額を得られなければ、生活を維持できないという事になります。この額はIT系で20代、コンサルティング/監査法人/銀行では、部長クラス(平均35−40歳)、メーカー勤務では役員クラス(45−50歳)です。ベンチャーキャピタル/投資家で実績(投資額の5倍以上の結果実績者)がある方であれば$50万ドルから数百万ドル(数億円)。 一方、実績が図れないポジションの管理系、総務、人事でも有意義な仕事をされている方は上記の額を得て入る方々は少なくありません。 投資クループKKRに勤めている秘書の方でも2億円以上の一軒家も難なく購入しているケースも… 今景気が良い時に米国で転職をした際、その行き先、条件、年収を比較されるのも自分を知る良い機会かもしれません。実際の転職はお勧めしませんが、自分の力と会社の力を図るという意味です。 世界の産業取引間で会社の規模、社名で取引や折衝が可能となっているのか? 個人として付き合ってくれているのか? 米国人、グローバル人は世界の最高峰の技術、アイデア、事業戦略、人脈を狙っています。皆様の会社の中のそれがなければ、社外でそれを探せば個人として付き合ってくれるのが常です。会社で保有していない/出来ないから諦める方は会社で所得を得ている傾向が強いかもしれません。 米国赴任者で成功をされている方の傾向としては、上記のような事を繰り返している方が多いようです。日本は世界3位の経大国。我々は世界で一番信用されている先進国人。技術は世界最高峰を持っていることは誰でもが認めています。それを紹介、工夫、交渉さえできれば所得は一人歩きすることでしょう。