住居

ベイエリア全体

2017年度の年上昇率は過去5年で最も低かったが、賃貸家賃額は依然過去最高額を推移。アメリカ全体の平均賃貸価格は2017年12月時前年比0.7%上昇、2012年11月以来の最低上昇率。カリフォルニア州ベイエリアは全米で最も賃貸市場が高額。異常な高騰は抑えられ、地域では下落を記録。ただ、高額地域(駐在員在住エリア)は2017年度末も上昇が避けられない年となっております。

シリコンバレーエリア全域2017年12月時:前年比1.1%下降、一昨年は9%上昇。
サンフランシスコでは2017年12月時:約10%の上昇。
(参)ニューヨークの賃貸は過去12ヶ月で1.3%下降。

リーマンショック以降、最も早いペースで住宅/商業の不動産開発資金が回った為、2017年度は新規賃貸件数のラッシュが始まった。供給が2018年度も需要を上回る傾向が続く。(Realtor)

サンタクララ郡

2017年1月には年率で下降を見せたものの、サンノゼ市の賃貸価格は年後半には年率で2%の上昇。2018年度末時、サンノゼ、サニーベール、クパチーノ、マウンテンビューでは4.9%、サンタクララ市では4.5%の上昇。シリコンバレーの中心地と言われるサンノゼエリア(高速237号/101号近辺)でもアパート群では2−6%の上昇。サンノゼエリアはベイエリアの中でもサンフランシスコ市と肩を並べる程の賃貸額とその高騰額を記録。

12月の1ベッドルームの全地域平均賃貸価格はサンノゼで$2,060、サンフランシスコは$2,430となっており、2ベッドルームでサンノゼは$2,580、サンフランシスコは$3,060となっております。(The Mercury News)

駐在員在住の住居環境

契約の更新は新規契約に比べ、現状況下では家賃額が高い傾向があります。
通常、優良アパート群は空室率が6%平均を越えれば家賃は横這い、下がれば異常に強気な相場レートの交渉の傾向にあります。(10%を上回れば、家賃を下げる=リーマンショック時に一瞬起きた現象)。アパート側はファンド/年金基金投資家が多い為、評判より利回りを重視しています。
最高額の値上げをして契約更新にならなくても、年利で元が取れる稼働率が見込めれば、退去させてリノベーション後に大幅に値上してマーケットに出されます。

2017年12月時、駐在員皆様がお住いの平均アパートの家賃相場です。
シリコンバレーエリア サンフランシスコ市内
1 BEDROOM $2625.20    $2850.25
2 BEDROOM $3275.10    $3860.35

新築物件より、築10年以上で空きが多い物件を探すことをお勧めいたします。
アパートは、通常300−800世帯数を保有して、空室が20−30ユニットあるアパートが理想です。

商業/事務所

2018年度はシリコンバレー全域で新規完成物件が多く市場に放出されます。ただ、各地の企業の先行投資、予測も皆強気で雇用には意欲的です。空室率が4−6%を下回る物件は少ない状況が続きそうです。

ジャパンコーポレートアドバイザリーでは、シリコンバレーをはじめとするアメリカの不動産の選別、投資/売却、契約、資産管理支援サービスを行なっております。ローン契約、評価、会計、税務申告、資産管理までワンストップでサポート。無料相談はこちらのお問い合わせページよりお願いします。