パンデミック/新型コロナの流行での禍中、米国に在中している日系の方々は様々な事を思う。日本/本社の社員とは違った価値観や世界観を持ち、その考えに思いを向けているのではないか。
事業は今のままでいいのか? 維持できるのか? どのような堅実な成長が維持できうるのか? 自身は会社を辞める? 辞めさせる? 起業する? 米国地方に移住? 日本に帰国後田舎移住? サンフランシスコ・シリコンバレーや他都会の高い家賃の環境で浪費を続ける必要があるのか? 考えは様々である。今は何もせず、時制を見極める。という真意に陥っている方が殆どであろう。

事業再編・事業再構築

”リモート、環境、貿易問題、情報管理、持続性、物流”等は、抽象的ではあるが、新型コロナの流行とその期間での事業のあり方に、大きく影響を与えている言葉である。日中米間の貿易問題や他要因で半導体の世界供給不足事態が悪化し、自動車工場、半導体装置メーカー等々での供給計画が崩れ、幾度もの事業計画見直しが避けられない事態に陥っている。
”巣篭もり需要”で、自動車、スマートフォン、家電、などの需要は増す一方で、サンフランシスコ湾では(労働者の職務復帰が遅れる事態)大量のコンテナ船が湾に浮かんで着岸許可を待っている。
原材料/物が無い事態と、物があっても物流問題が景気回復のあり方に陰りをもたらしている。弊社クライントの商品もロングビーチ港/オークランド港での通関で数週間待たされている事態が続き、売り上げの見直しに至っている。
そのように経営者は様々な面での事業の見直しに迫られている。
● 在庫の管理体制:倉庫や物流拠点の集約、物流/倉庫のコストを削減
● 在庫管理:直販/卸の事変の先読み。販路の見直し、現状と回復時のスピードの予測
● 融資/金利の再考案、Refinance 利付け、株式資金調達
● 人件費、ジョブ型への移管(Independent Contractor化)
上記はその主である。その他、事業の売却、合弁化、清算、買収と言う段階に入っている企業も多く見受けられるが、大半は融資枠 Line of Credit を金融機関に取りに行っていたり、債券、株式を発行しての資金調達も少なく無い。

個人/家庭の再編

会社の事は一人では決められないが、自身や家庭の事となるとその逆である。今のままで様子を見極める事が許される方が大多数のように見受けられるが、そう言っていられない方々は既に家庭再編、ご帰国、辞職をされた方も少なく無い。
ビザ・転職機会でのご相談にも遭遇した。ご相談をいただく方は皆様、それなりの強みを持っていると感じる。その強見を社会と比較、アピールができていないケースが殆どである。

例)自身が考案するアプリやソフトウェアの案は自社内、独立、他社/人でしかその成功の方法はありえない。その物自体の成功性が証明できるのであれば、その3選択肢で進める他ない。しかし、人はその3つを進めることも、”自身が考案“できうることにも気づかない方が殆どであるように見受けられる。
イーロンマスク氏はPayPal社を立ち上げた後にテスラを起業した事は有名である。南アに生まれ、両親も外国人。大学まで南アで育ったにも関わらず現状は言うまでもない。エバンジェリスト/Evangelist(ベンチャー実業家)である。
規模は違っても、日系人でこのような頼もしい実業を果たしている方も多くみてきた。90年代までは今の何倍ものその意気込みを持った仲間はいた。そのような事を支援できる人も多かった。自身の損得を除外し、睡眠を惜しみ、徹夜を繰り返す、そんなお仕事にもご一緒をさせていただいた。その数社の中には現在ナスダック/OTCで上場を果たした一員の方も居る。
会社勤め、個人商店、起業、共同事業、形は様々であるが個人のあり方、働き方は日米全く価値観も違う。

30、40、50、60代、いや70-80代も含め、先々何処で何をしていたいか?で逆算をして今が行動を起こす時期かもしれない。