Stock-robinhood

コロナ感染者数と株式市場

コロナ感染者数が悪化すれば、Stay Home Order(緊急事態宣言)が発令され、人の移動が規制される。外を出歩かなくなり、必然と通常の消費/外食/娯楽/観光等の行動、産業は止まる世情。

米国の平均所得者層(年収 約$63,000)の平均貯蓄率は、2019年11月時の7.5%から、2020年11月には12.9%に跳ね上がり、市民が政府から受けた援助金の36.4%は貯蓄に回り、一般消費(生活費以外)に使われた比率は7.7%程度であった。要は政府の救済策、援助金、一般家庭の資金が貯蓄に周り、昨今のロビンフッド(証券取引アプリ)経由にて投棄的な株式、債券、そして金融デリバティブにまで一般の手が及ぶ。急激に株価を引き上げ、時には暴落も引き起こす。

US-DOW30平均

US-コロナ感染者数移動平均

チャートは、昨年度7月頃からの米国コロナの感染者数の移動平均とダウ30平均。夏から秋にかけて感染者数が落ち着くと、株式は(二度) 売られ、年末年始にはその逆が起きている。(参考:米国Federal Reserve、Yahoo、Wall Street Journal紙)

今後春に向け、ワクチンが普及し、世が開放され始めれば、普段熱狂していなかった投資家の資金は金融市場から吸い上げられ、必然と”陥落?“か、”暴落?”か、調整が入ることは間違いない。