Category: サンフランシスコ

2017-03

駐在員の給料 vs. 現地の所得水準 American Institute for Economic ResearchのCOLA指標は米国における毎日の生活物価水準を頻度等で計算し、物価を算出。2006年が100とすると2017年度は120.40。この10年で約20%の物価が上がった計算となる。中でも目立つのが食品、洋服、光熱費の上昇。この計算はあくまでも全米平均の為、主要都市、ベイエリアのみ、また住宅の指数を加味するとその差は激しい。 このベイエリア・シリコンバレーでの赴任者相場 / 2ベッドルーム賃貸アパート(ご夫婦 or ご夫婦 + お子様)=30代世代の家賃は、2006年 – $1,968/月に対し、2017年 – $3,650と約1.8倍となる。賃貸の家賃額は月収の1/3であることが目安なので、2006年の年収$70,848から$131,400まで上がっていなくてはならない市場となる。 その背景にはスタンフォードやUC Berkeley卒などで優秀なIT技術者、MBA幹部候補採用者の年収はまさに年収$150,000~$250,000が相場ということがある 日系企業は赴任者(夫婦)を1名赴任させて1名支店を維持する年間コストは2007年の平均$148,440から2017年には$266,346まで上昇(JCAデータ)。 利益で$266,346を算出する為には、約$1mの売り上げ、利益率27%の事業に成長させている必要がある。月に約$85,000の売り上げとなる。 好調なラーメン店、ITコンサル事業、貿易事業などでは然程難しい領域ではないのではないか?   この10年で ● 全米の生活物価は20%上昇(住宅-除) <全米平均一軒家価格(中央値)> 2007年 約$230,000 2017年   $225,000  ⇩下落( – 3%) < シリコンバレー >   1軒家…

2016-12

2016年も様々な方々、企業様、オーナーさまの案件でお世話になりました。 また今年も多くの出会いがございました。 心よりお礼申し上げます。 2017年も変わらずどうぞよろしくお願い致します!   <2016年の主な実績リスト> シリコンバレー日系企業、会社立ち上げご相談案件、複数社 シリコンバレー日系コンサル会社セミナー・スピーカー シリコンバレーベンチャー企業の投資ファイナンス シリコンバレー飲食店買収相談 CA州サンディエゴ 飲食店 展開 CA州アーバイン ビジネスMBO相談 フロリダ州資産投資家 融資 ハワイ州ワイキキ横丁飲食街 ファイナンス ハワイ州不動産融資 ハワイ州ワイキキホテル買収審査 ハワイオアフ島のサービス会社 売却仲介 ハワイ州 資産担保融資設定 テキサス州会社買収相談 ワシントン州 プロジェクトファイナンス 半導体企業への売買契約 上場会社の米国技術提携 日系企業E貿易ビザ取得会社再編 中部メーカー企業売買契約 会計・税務相談、支援 複数社 米国永住権支援相談 国際結婚ご夫婦日米資産税務 日本の方の過去30年間の資産相続税務 ラーメン店展開支援 そば店展開ファイナンス相談 日本酒メーカーレストラン展開仲介相談 日本外食産業フェアー米国調査支援

2016-07

サンフランシスコベイエリア・シリコンバレー駐在員、奥様の就労 現在このベイエリアに滞在中で、働きたいと希望されているご主人のご赴任で帯同された奥様が多い昨今です。家族の海外転勤に伴い退職をして渡米したので、そのキャリアを生かしたい、お子様の就学時間に働きたい、日中一人の時間が多いので働いて有効に過ごしたい、などその理由は様々。実際就労は可能なのでしょうか。 労働許可証 駐在員の奥様は労働許可証/EAD ( Employment Authorization Document )を取ることで米国で合法に働けます。 EADはアメリカにビザで一時滞在する人に対して発行されるアメリカ国内での労働を許可するものですが、旦那様のビザの種類によってその有無が決まりますが、通常 E-1 / E-2 / L-1ビザ 保有者の配偶者などはこの対象となります。 ※申請方法に関してはご相談ください。 許可証取得期間 ビザ取得と同じように、手続きにはかなりの個人差があります。 通常は1ヶ月半~2ヶ月といわれていますが、書類不備で追加書類を要求されるケースや最後の入国時期、他の事情でバイオメトリックス(指紋採取、写真、署名)の出頭を要求されるケースも多々ございますが、就労可能な期間は原則ビザの期間になります。 就労先/米国での経験 ☆ このような経歴、職歴の方々が実際に活躍されています。 ☆ 銀行、証券会社、百貨店販売員、デザイナー、商社、会計事務所、法律事務所、航空会社、留学斡旋業、人材派遣業など。 ☆ 以下のような日系企業で、経験者・人材が求められています。 ☆ 日本食デリ店舗、ゲーム会社の営業部門、駐在員事務所での帳簿付けまたは一般事務、輸出入の貿易実務など。 英語力は最低日常会話レベルが求められますが、日系企業の米国支社/支店で働いては如何でしょうか? ジャパンコーポレートアドバイザリーでは多く日系企業の支援を致しております。弊社では専門知識をもつ弁護士が極力追加書類等の手続きが発生しないようにアメリカのビザ取得のサポートしております。就労をご検討の方は是非一度ご相談ください。

2015-01

日系人・日本人コミュニティーの歴史ある街。 フレズノはサンフランシスコとロサンゼルスの中間に位置しており郡庁所在地でもあります。東部にシェラネバダ山脈が控え、ヨセミテ国立公園やセコイア・キングスキャニオン国立公園などへの観光拠点都市としても発達しています。日本の高知市と姉妹都市。人口は2014年で427万人。 肥沃な農地を生かし、農産物の集散地として発展しました。世界的に知られる干しブドウの産地であり、乳製品、綿花、トマト、アーモンドなども特産品であります。ゴールドラッシュ(1849年)の影響も受けて、古くからメキシコや日本からの農業移民の子孫が多く、また現在のフレズノフェアーグランド(各種イベントに利用される広場)は第二次世界大戦後最後に閉鎖された収容施設の跡地で、その時代多くの日系人も拘束されていたことから、カリフォルニア日系人・日本人の歴史のある街ともいえます。それらのことからフレズノと北西のクロスビ地区は早くから日本人が移住したコミュニティといわれており、その影響か、その地区の治安・環境はフレズノ南部と比較すると良いと言われ、高級な住宅地も多いエリアとして知られているます。日系寺院や日系キリスト教教会もそのエリアにあります。   <教育環境> カリフォルニアの義務教育は幼稚園年長年のクラスから高校まで『K−12』と呼ばれる13年間で、通常9月1日の時点で満5歳の子どもは翌年8月の新学期から通いはじめます。日本語で”幼稚園”と訳されるキンダーガーテンは小学校内に設置されており、小学校課程に入る前の準備段階として基礎的な知識、マナーなどを学びます。 フレズノ周辺に関しては、フレズノ、クロビス、セントラル、シエラと四つの学校教育区があり、公立校の場合、学区内の学校に通学することとなります。中でもクロビスはカリフォルニア州内でも偏差値が高い学区で、その教育制度は全米でも高く評価されている。 第一言語が英語でない子どもたちのために特別のクラス(ESL)を設け、専門の先生が通常のクラスに早く順応できるよう英語指導にあたっています。各学区においては、州全体のテスト等で良い点をとった生徒のために用意されるゲイトスクール、ゲイトクラスを設けるなど、教育環境は全体的にとてもよく整備されています。 <セントラルバレー補習授業校> 1992年4月設立。小規模校ならではの家庭的雰囲気で日本の教育を学びます。現在、小学部・中学部を合わせた15人前後の児童生徒が毎週土曜日、年間40日間通学しています。 以前は日本からの短期・中期駐在家庭の子どもが大半でしたが、最近は永住者やアメリカ国籍の家庭の子どもの数が大半を占めています。 子どもたちのレベルに合わせながら教科書に沿って授業を行い、各単元ごとに試験をして学期末には総合評価を出しています。英語学習や現地での部活動などの交流も重要との認識のもとに日本語教育を進めており、多くの生徒が奉仕活動に参加するなど当地との文化交流にも貢献しています。         ジャパンコーポレートアドバイザリーでは米国法人の開設・設立やM&A、財務・税務、さらに人事や管理業務、事業運営をワンストップでサポート。コンサルティングだけではなく実務レベルのサポートも行います。無料相談はこちらのお問い合わせページから。

2014-08

サンフランシスコ郊外 ナパでM6.0の地震 8月24日明け方、3時20分にサンフランシスコ北部でマグニチュード6.0という、120年来の大きな地震がありました。 震源地はナパ/Napaとバレーホ/Vallejoの間に位置するアメリカンキャニオン/American Canyon。 震源地を中心に、北部ナパやソノマのエリアは様々被害があり、今朝から臨時ニュースで被害の様子や避難場所の情報を伝えています。 サンフランシスコ、サンマテオカウンティー、バークレー、オークランドなど震源地より南方面は場所によっては飛び起きるほど寝ていても揺れを感じた場所もありました。 夏休みでナパやソノマに滞在された方は驚かれ、当日は不便な状況の方もいらっしゃったかもしれません。 州の緊急事態として支援が求められています。 Napa Valley Unified学校区は翌日月曜日、全校休校となりました。 各局のホームページで現在の状況をご覧になれます。 ABC ニュース          NBC ニュース         5年前サンフランシスコ空港近く、サンブルーノの住宅街で発生した大きなガス爆発は現地の日本人幼稚園があるエリアのすぐ側で発生しました。また昨年のサンフランシスコ空港でのアナシア航空機の大事故は現地では夏休みに入って間もなくの出来事での被害者はアメリカに語学留学に来た中国からの学生でした。 そのような事故を目の当たりにすると非常事態は他人事ではありません。           カリフォルニア現地の学校で子供が就学の際に学校に提出する書類はもちろん、何かアクティビティに参加する際も、保護者の同意と合わせて、保護者に連絡がつかない場合の緊急時連絡先を申告する場面が度々あります。それは子供がけがをした場合なども含めての緊急時ですが、お子様に限らず、留学中の学生の方や単身で赴任の方も、『もしも』の場合の為に、緊急時の連絡先を用意される事をお勧めいたします。 また3ヶ月以上米国滞在の場合は在留届の義務がありますので、緊急事態の発生などの際の連絡先を明らかにし、在外公館による迅速かつ適切な保護や援助にも必要となるため、必ず在留届けを提出されてください。 サンフランシスコ領事館からの在留届の案内はこちらから。 東北地方太平洋沖地震はマグニチュード9。その被害や全てが如何なるものであったか、想像の域を超えるものです。